お知らせ

花人川瀬敏郎氏による献花

令和4年1月吉日

令和4年4月22日、花人川瀬敏郎氏による献花が行われます。昭和三十七年… 続きを読む

令和4年4月22日、花人川瀬敏郎氏による献花が行われます。昭和三十七年の御開帳の一年前、昭和三十六年に京都で調査・修復された前秘仏が、巡礼者が踏みしめた西国巡礼最難所の巡礼坂を信徒に背負われて、一歩一歩石段を登り本堂の宮殿に納められました。巡礼坂は一三〇〇年の間、多くの巡礼者が歩まれた観音慈悲の道。その道を令和四年四月二十日に修復・復元された秘仏が、昭和三十六年の秘仏登繖の時と同じように信徒に背負われ、復元された宮殿に納められます。秘仏千手観世音菩薩が開眼され秘仏が蘇り、初めての一花を花人川瀬敏郎氏に献じていただきます。 (詳細を隠す)

一四〇〇年目の御開帳(5月22日)

令和4年1月吉日

当山は一四〇〇年の間、三十三年に一度、宮殿の扉を開き秘仏と結縁する「御開… 続きを読む

当山は一四〇〇年の間、三十三年に一度、宮殿の扉を開き秘仏と結縁する「御開帳」の儀式が脈々と受け継がれてまいりました。近年では昭和三年、昭和三十七年、昭和五十四年に御開帳が奉修されました。しかし、平成五年の大火により本堂と共に秘仏も焼失。本堂再建と共に総白檀の丈六千手観世音菩薩坐像が刻まれ当山の御本尊として鎮座されましたが、悠久の昔より受け継がれてきた御開帳の儀式は途絶えてしまいました。しかし平成二十四年、土蔵から焼失した前秘仏の御前立が見つかります。前秘仏のように厳しさの中に慈しみの御心深きお姿の御前立を秘仏にさせていただきたいと祈り、ありがたくも観音化身聖徳太子のお導きにより、聖徳太子一四〇〇年御遠忌の節目に受け継がれてきた御開帳の儀式が蘇ります。御開帳の期間中には脇侍の毘沙門天、不動明王も宮殿に入仏され三尊が秘仏として蘇ります。 (詳細を隠す)

絵伝の復元について

令和4年1月吉日

観音正寺がかつて所蔵していた戦国の世、繖山に城を築いていた佐々木六角氏が… 続きを読む

観音正寺がかつて所蔵していた戦国の世、繖山に城を築いていた佐々木六角氏が織田信長に攻め落とされた後の慶長年間、山麓の観音谷に移されていた塔堂伽藍が山頂の元あった境内地に移され、観音堂が再建されました。「近江名所図会」にも当時の境内の様子が描かれています。その観音堂は文化財指定を受け、今も滋賀県内の浄土真宗の寺院の本堂として残されています。その「前観音正寺観音堂」の堂内には、当時の住職や寺僧が聖徳太子が建立された聖地へ伽藍を復興させたいと願った熱い思いと、西国観音霊場を巡礼する参拝者が柱に納札を打ちつけた跡が残されております。後の世に太子の伝承、そしてこの地域ゆかりの太子伝説を伝えていきたい。これが絵伝復元への念願です。 (詳細を隠す)

山主挨拶

当山の「縁起絵巻」に「人皇三十四代 推古天皇の御宇聖徳太子の御草創にして西国順礼三十二番の霊地なり(中略)御歳三十三歳時仏法興隆の地を選ばせ給ひけん、国々を経廻し給ひ当山にいたらせたまへば豊秋津洲の中央にして峰には碧羅の天蓋をおふい麓にハ瑠璃の湖水をたゞへり、誠に奇異の霊山なれバ是ぞ有縁の勝地なりとて御登山ましましける…」と記述されております。 これは、聖徳太子が仏法興隆のために近江の地にて寺院建立の聖地を探し求めていたところに、この繖山の神秘なる霊気を感じ取り、登山をして山上で千手観音の像を刻みこの寺を建立されたということを示しています。当山は建立から一四〇〇年の間、六角氏の築城や織田信長に攻められたりと苦難の歴史を歩んでまいりました。 しかし、仏法絶えること無く現在まで脈々と法灯が守られてきましたのは、聖徳太子が建立された「近江の湖東地域随一の観音聖地」として、また西国観音霊場の札所として多くの方々の心の拠り所であり、令和元年に日本遺産にも認定された日本最古の巡礼の路であったからなのでしょう。 そしてこの度、聖徳太子が六二二年に薨去され二〇二二年(令和四年)に一四〇〇年目の節目を迎えます。この機会に天蓋の山の観音聖地にご参拝いただき、そして聖徳太子の伝説が多く伝わる近江の東近江地域をお訪ねいただきますことを願っております。

山 主岡村 遍導

今後の予定

  • 令和4年 2月22日

    聖徳太子講(近江八幡市於 願成就寺)

  • 令和4年 4月20日

    秘仏千手観世音菩薩像 表参道登繖

    宮殿入仏開眼法要

    献花 花人 川瀬敏郎氏

  • 令和4年 5月22日

    聖徳太子一四〇〇年御遠忌大法会 開闢

    秘仏千手観世音菩薩 御開帳

    献茶 裏千家

  • 令和4年 8月18日

    千日会 世界平和護摩供

  • 令和4年 10月22日

    秘仏千手観世音菩薩脇侍 毘沙門天入仏開眼法要

  • 令和4年 11月

    聖徳太子絵伝 第一幅目公開

  • 令和4年 12月18日

    秘仏千手観世音菩薩 御開帳中日法要

    供茶 遠州流

  • 令和5年 2月22日

    聖徳太子講

  • 令和5年 3月22日

    秘仏千手観世音菩薩脇侍 不動明王入仏開眼法要

    秘仏千手三尊公開

  • 令和5年 5月22日

    聖徳太子一四〇〇年御遠忌大法会 中日法要

  • 令和5年 7月10日

    秘仏千手観世音菩薩三尊 御閉帳

    千日会 大功徳縁日

  • 令和5年 9月

    聖徳太子絵伝 第二幅目公開

  • 令和6年 5月22日

    金峯山修験本宗総本山 金峯山寺慶讃採燈大護摩供

  • 令和6年11月

    聖徳太子絵伝 第三幅目公開

  • 令和7年11月

    聖徳太子絵伝 全幅公開

  • 令和7年12月18日

    聖徳太子一四〇〇年御遠忌法要 結願